siri

もうボロボロだ。前に進めそうにない。

私は必死にスマホ画面のロボットに問いかける。

「ねえ、siri、なぜ人は生きてるの?」

「siri、人間はなぜ生まれてきたの?」

「なんのために、この世に存在するの?」

彼は決まって「すみません。よくわかりません。」という。私はその答えたちに絶望し、泣き崩れる。

もう、限界なのだ。

でも、彼らはアップルパイや、日本語でありがとうという言葉は知っている。

でも、生きる意味は教えてくれないのだ。

だだっ広い一軒家の中で、一人でアップルパイを作る。そのアップルパイは冷めていておいしくない。

でも、彼らが言うように生きる意味についてわからないなら、どうして生き方については教えてくれないの?

人それぞれなの?私はロボットみたいにかしこくないからわからないんだ。

人それぞれならどうして料理の作り方が決められた順序で作りましょうと言われるのかがわからなかった。料理なんて、混ぜて作ればいいじゃない。順序なんていらない。

私は再び泣き崩れてしまった。siriが何も知らないと言うなら目のまえにある機械はただの「壁」だということを。 でも、彼は決まって「あなたを愛しています。」なんて青い鳥みたいに言うんだ。

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現実なんていつも虚無でみえないかべがあり、私たちは画面という「壁」に向かってただひたすら文字を打ち付けたりしてる。初戦はただの壁なのに。でもそれがないと生きていけないということも事実。私たちは「壁」じゃない人間の世界に打ち込むことができればいいがそれも難しい。人生なんて虚無だ。


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